礎の石孤児院

ザンビア孤児院

2018年7月 マンスリーレポート:シオン桜子ムタレ

 ムリシャーニ(お元気ですか)?皆様の日頃のご支援に、心から感謝申し上げます!
ムリシャーニ(お元気ですか)?皆様の日頃のご支援に、心より感謝申し上げます!今年は例年になく凍えるような寒さが数ヶ月続いています。寒くて眠れないストリートの子ども達が、ドラックにのめり込む時期でもあります。孤独と空腹と寒さの中にあって、生きる希望を見つけるのは難しいことです。私たちは、ストリートキッズの溜まり場に食料等を持っていく活動を、経済が続く限り継続しています。そこには、両親をなくした孤児たちも多く含まれています。預けられた親戚に疎まれ、数日家出して戻ったら、引越しされ、それ以降路上での生活を送っている、というケースもありました。まだまだたくさんの子ども達が、多くの助けを必要としています。皆様とお会いし、子ども達の現状、そして共にできることを考えていくために、この夏日本に帰国することを願っています。
(写真:贈り物のとともに)

ザンビアでは、主に貧困を背景として約100万人以上の孤児がいるとされています。親を亡くした孤児たちは、精神的、経済的な支えを失うのみならず、貧困、疎外、差別を経験しながら、就学、就職の機会をめぐっても、孤独な闘いを強いられています。ザンビア孤児院は、そのような状況にある孤児の救済を目指し、農村部と首都において運営されていますが、同時に、地域の現状とニーズにより、幅広い支援活動を展開しています。

カセンガ

農村部においては、孤児院学校を設立し、孤児と地域の子ども達約80人に教育の機会を提供すると共に、地域医療へ貢献し、女性の健康守ることによって孤児が生まれる背景の軽減を図る狙いで、妊産婦検診、乳幼児健診等を行っています。また、地元サッカーチームを作り、スポーツを通した次世代のリーダーの養成と啓蒙も行っています。

ルサカ

都市部においては、シェルターとして、5才から20代のストリートに暮らす子どもたち(孤児も含む)約40人を保護し、養育しています。年少グループには教育、年長グループには技術訓練と、就職機会の提供等が重要なプログラムですが、同時に、ドラッグ、アルコールの常習から抜け出すための支援や、トラウマカウンセリング等も、専従のスタッフによって日々行われています。また同時に、親戚に預けられている孤児達への学用品、衣類等の支援を続けており、将来的には、より多くの孤児たちを24時間保護できる施設の建設を目指しています。

2004年から始まったザンビア孤児院の働きは、支援を必要としている孤児、ストリートキッズたちの圧倒的な数を鑑み、施設の拡大を急務としています。家族から、社会から見捨てられた子どもたちを助け、ひとりひとりが、自分の命に価値と意味を見出し、それを全うしていけるように、皆様のご協力とご支援をよろしくお願いいたします。

ザンビア孤児院 桜子ムタレ(青木)スタッフプロフィール

宮城県名取市に生まれる
20歳で青年海外協力隊に参加し、西アフリカセネガルに2年間滞在帰国後、日本福祉大にて、教育と福祉、国際福祉を学ぶ
名古屋市の重度知的障害者の入所更生施設で勤務後、NPO法人礎の石孤児院ザンビアのコーディネーターとしてザンビアに滞在し、現在に至る。
ザンビア人の夫との間に3男あり。